劉安

2026年07月10日 23:13

劉安

「老荘思想」が初出したのは「淮南子(えなんじ)」とされています。
中国においては古くから様々な思想が発展し、諸子百家などを生みました。

前漢時代、第7代武帝の頃、淮南(現代の江西省あたり)の王、劉安により著され、武帝に献上されたのが「淮南子」です。
道家(老荘思想)を主軸に、儒家(徳治主義)、法家(法治主義)、陰陽家(陰陽五行思想)など様々な諸家から取捨し融合させ、編纂したものです。

天地開闢についても触れられており、混沌から陰陽が分かれ天地となる記述がありますが、「日本書紀」もこれを模したとされています。

漢、武帝の時代は宗教、学術統一が行われ、百家は排除されていきました。
「淮南子」は方術専門書ではありませんが、中国における方術(暦法や占い等の術数、祭祀・祈祷・呪術また占星術、不老長生術・神仙術・煉丹術、医術・養生術など)に関する多彩な記録が見られ、煉丹やその思想背景を辿る上でも貴重な資料です🙂

処世、政治、天文、神話など雑多多様ですが、老荘統一がなされ、「成仙」の原点への理解が深まり、楽しい書でもあります✨
天と人の総体的統一を重視し、人の形、気、神の調和と統一が強調され、「天文」には「孔竅肢体、皆天に通ず」と記されます。「黄白術」は後の道教養生学、錬丹術、導引術などの始まりが見られます。
民間信仰とも混合しながら、金丹、仙薬、黄白、玄素、吐納、導引、禁咒、符籙の術などに発展していきました。

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