🌻ふたつの系統😺

2026年08月06日 23:25

🌻ふたつの系統😺


私たち動物の身体における組織の発生の過程は、系統樹の分岐として「植物性過程」と「動物性過程」の2種類に識別されることを述べました。

🌳植物性過程(栄養ー生殖)に関係する器官、機能としては「消化吸収」・「血管脈管」・「泌尿生殖」、これは「吸収」ー「循環」ー「排泄」の3段階の機能に分かれますが、中でも「循環」は一連の働きを促す原動力です。

🐯動物性過程(感覚ー運動)に関係する器官、機能として「感覚」・「神経」・「運動」、こちらは「受容」ー「伝達」ー「実施」の3段階の機能に分かれ、「神経系」がこれらの過程を推進する仲介の役割を果たします。


(植物性器官と動物性器官の断面図)

上図Aは無脊椎動物を輪切りにしたものです。
腸管が中央を貫き、その上下は血管の断面、両わきには性腺の断面が見られます。
この「腸管」「血管」「性腺」の一束を体腔の池が取り囲み、性腺の対岸には排泄管の断面があります。

①外皮が体表を包み、内側に筋層が見られます。この体表と筋層の隙間に神経網が張り巡らされ、更に1対の神経鎖が腹側を縦に走ります。

そして、B脊椎動物ではこの基本構造は同じですが、

②神経管が背側を占め、その下に運動の中軸をなす脊索が通り
③これらの両側に筋層が著しく発達し、運動器官の中心は全体的に背中側にあります。

この3系統は次第に分化されていきます。それぞれがどのような器官を作っていくかは以下になります。

①外皮からは「感覚系」の諸器官
②神経網からは「中枢と末梢神経系」の諸器官
③筋層と脊索からは「運動系」の諸器官

そうして出来た「感覚」「神経」「運動系」、つまり「動物性器官」へ「植物性器官」の中軸をなす血管が次第に侵入することにより、動物性器官が養われるようになります。
ここに動物性と植物性、2つの器官系の交流が始まります。

三木先生はこの2つの器官のそれぞれの中軸は、全身の隅々までいきわたる「神経」と「血管」として運行を司るとされ、神経系と血管系の肥大化した器官として
🫀「心臓=植物性=こころ」
🧠「脳=動物性=精神」
と象徴的に見ました。
日々よく見られる「人の葛藤」は、この2つの系統の象徴、心臓と脳に由来する「心と頭の対立」であると説明されたのでした🙂

そして生命形態学では
🌳「植物性器官」=「内臓系」
🐯「動物性器官」=「体壁系」
と呼ばれます。

記事一覧を見る