ヴェーダ哲学に端を発し、ウパニシャッド哲学に引き継がれ、「ミクロコスモス=マクロコスモス」「梵我一如思想」となりました。
ウパニシャッド哲学の文献は100以上ありますが、「ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド」はインドで最も権威のある宗教聖典となります。
お釈迦様によって「アートマン」の実在は否定され、縁により生成滅滅し、また凝集・離散する「無我」が説かれましたが、「アートマン」は肉体より生じる「個我意識」として、仮のものとして解釈し直されました。
リグ・ヴェーダは、瑜伽行やヒンドゥー教、仏教の源流を辿る上でも貴重な資料です🙂
古代ギリシャでは「プシュケ」、道教においては道、世界各地で問われてきた「根源」について触れられているのも興味深いところです。
「宇宙開闢の歌」(10巻129歌)はリグ・ヴェーダ内においても特殊ですが、「プルシャ讃歌」(10巻90歌)では、現象世界の生起が描かれています。
ここでは「見るもの」と「見られるもの」、観照、観察から現象が生ずるとされています。
原初の宇宙には原人(訳・辻直四郎氏)である「プルシャ」という「原初の人間」が存在するとされますが、ここには古の人々の「神的創造者」をみる心が現れており、感慨深いものです。
その「創造者との合一」が「最高位の悟り」ともされました。
仏教的には「原初の意識」と解釈するのが良いのでしょう。
何ものかが生じるフィールドという意味での「空無」については観察可能ですが、真の意味で「何も無い無」は、量子力学においても前提となりません。
「観測者」によって観測可能なものしか科学の俎上には乗れませんね😊
お釈迦様が「無記」と仰り、答えなかった5つが以下です。
①創造神・万能神・見えざる神の手・永遠の生命などの存在
②宇宙の始まりと終わり
③宇宙は有限か無限か
④生命の起源と運命
⑤死後の世界