出発点

2026年06月26日 22:59

出発点


私の思春期の頃ですが、病的状態に対処する心的制御の可能性の入り口となったのは「呼吸」でした。
呼吸を深く、長く意識して行う時間を持つという習慣を持つことで、無意識レベルからの制御を行う意義を感じていました。

その後、拙い独学ながら心理学を知り、坐禅の時間を持つこととなりました。
そのような経緯があり、意識領域、精神世界というものに対しては、比較的抵抗なく学ぶ土壌があったといえます。

仙道をお教えいただいた先生ですが、仙道、気功などベースにしながらも、ご自身の体験上のクンダリーニ覚醒や、神智学概念等も取り入れつつ、独自の修業体系とビジネスサービスを提供されていました。

古くから宗教、思想、哲学、修業体系などは、世界に伝播しつつ、各地の政治的事情や文化等に沿う形で、大衆化も伴いながら混合しつつ形成されていきました。

現代スピリチュアルの潮流はひとつ、19世紀半ば、欧米における心霊主義(スピリチュアリズム)のブームがターニングポイントでもありました。ここで言う「スピリチュアリズム」とは精神世界、宗教性、霊性、精神性などを指しますが、欧米においては科学の発達や産業の発展によるキリスト教の威信低下、様々な社会事情もあり、「精神性刷新」へのムーブメントであったようにも見えます。

死後世界の存続の信仰や、死者との交信の実践に端を発し、メスメリズムなどの催眠と骨相学、ヘレナ・P・ブラヴァツキー夫人の神智学(キリスト教はじめ仏教、ヒンドゥー、古代エジプトの宗教など、古今東西の様々な神秘主義思想を折衷した思想、汎智学)の創始なども起こり、ユングの「深層心理学」等へも影響を与えていきました。


大正時代には日本にもヨーロッパ心霊主義は新たな形で流入し、浅野和三郎先生による心霊主義研究や、西欧心霊主義台頭と時を同じくする新宗教の成立、またキリスト教千年王国の思想、社会主義運動、ニューエイジ・ムーブメントなどにも繋がっていきます。

現代における、「守護霊」や「類魂」、「チャネリング」という概念もまた、心霊主義から始まったものです。

修業は「体験が全て」ともいえますが、精神世界の歴史の流れを知ることも、意識、無意識領域のカオスに飲まれたり、囚われたりすることを防ぐ上で意義があるかと思います。

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