ゾーン・ブレス(緑川先生が提供されている呼吸法を伴う練功法)の実践で、呼吸による不随意領域への意識的介入やエネルギーの流れと変性意識の深まり、情動調節が行えることを以前触れました🌬
呼吸器系の器官から脳に作用する説明としてポール・マクリーンの「脳の三階層説」を元にした図を掲載いたしましたが、この説は1960年代の一時期、支持されたものです。
マクリーンは「爬虫類脳(反射)」「哺乳類脳(情動)」「人間脳(理性)」と譬えられましたが、「人は神の被造物として特別」という思想的背景により「進化の頂点としての人類」という先入観が存在していたのかもしれません🥲
脳は構造的に明確に三層に分かれている訳ではなく、その点で進化学、脳科学から見て「誤り」となり、構造の分け方として「大まかすぎる」ことになります。
しかしヒトの胎児、個体発生の過程を見ると、旧皮質→ 古皮質→ 新皮質 の順に、進化を辿るように発達していくとされています。
皮質や髄質(組織構造の表層部や内奥)として見た場合、↓次の図のように分けられます。
間脳や脳幹部、小脳部位の構造の詳細は以下のようになります。
生物を分類したくなるのは「人の性」ともいえますが、人のような思考や想像力との違いはあれ、皆「心」を持っていますし、植物も虫も爬虫類も彼らの言葉でコミュニケーションを取ったり、進化の系統として恐竜を祖先に持つとされる鳥も、愛着や遊び心、見守りや仕返しなど豊かで繊細な情緒で交流してくれます🐦⬛
鳥類に近いとされる鰐さんは、子育てで手厚いケアを行うことが知られています🐊
動物にも「理性的行動」や「譲歩」、「調和的行動」「思いやり」「計画的戦略」などが見られます。
動物脳と比喩された辺縁系ですが、こちらは生存の基盤や情動と感情理解を繋ぐ、重要な機能を担っています。
実際の脳細胞、脳神経系は様々なネットワークを構築し相互作用し、また可塑性も持ちますが、機能する系として見る場合、3種に分類する見立ては便利です🙂
①新皮質系
意識に上る精神機能を司るとされます。
思考、判断や適応、創造など。
未来予測や計画性にも重要な役割を担います。
②辺縁系
働きとして自律神経系、内分泌系、免疫系による恒常性の調節、感情、本能的欲求・行動などが含まれます。
意識と無意識を跨ぐ点で重要とされ、心療内科や精神科で処方される薬は、中脳からのこの辺縁系、そして皮質系への神経ネットワークに作用するものが多くみられます💊
③脳幹脊髄系
心拍、呼吸、循環、自律神経系など生命維持に重要な反射や機能を担っています。
通常は無意識レベルで行われる働きですが、この系への「波動的」また「音波的」働きかけは生体活性に有効であり、脳損傷後のリハビリテーションにおいても、脳幹部を介した様々な神経ネットワークが運動機能回復、また再獲得に働くことが研究されています。
「心」と「体」の心身相関で見る場合、中枢神経系の末端「脳」をひとつの統合器官と捉えることは、身体状態がどのような段階を経て人の認識に上るのかがわかり、また遠心的作用として理性、感情、行動のバランス調整をどのように取れば良いのか、それを試みるための良い助けとなります✨