私たちは電磁力の発見による多大な恩恵を受けています。今日は惑星が持つダイナモ作用と生体の電磁気についても書こうと思います。
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👺 わくせい🪐
多くの惑星の磁場は、内部の電気を通す流体(金属)が流動することによって生まれます。
この仕組は「自己励起ダイナモ」、ダイナモ作用と呼ばれます。
金属の流動
電流が流れる
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磁場の発生
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その磁場の中で更に金属が動く
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磁場の強化・維持
地球であれば、内核は固形で鉄中心、冷却に働きます。
外殻は液状、主に鉄とニッケル、つまり電気伝導性の高い液状の鉄合金(自由電子が多い)、これが磁場を生む主体です。
マントルは珪酸塩岩石で、固体がゆっくり流動し、外殻の冷却に働いています🧊
内核がゆっくり固まることで出る熱や軽い成分が浮き上がります。
地球全体の冷却による温度差
自転によるコリオリ力で流れがねじれること
この結果、外核では「対流+回転」が組み合わさった、渦巻くような流れができます。
わたくしも時々、無意味に回転しております🌀
自発功、浴槽でもぐるぐるトルネードなど🛀
ダイナモ作用の中身
外核の流体は電気をよく通すので、動くと電流が生じる。
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電流があれば必ず磁場が生まれる。
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一度生まれた地磁気、弱い磁場があると、その磁場の中を導電性流体が動くことで、もとの磁場を維持・増幅するような電流が生じる。
このサイクルで、外核の流れ自体が巨大な発電機のように働き、地球磁場を維持していると考えられています。
この磁場が存在するおかげで、太陽風、恒星風からの大気の剥ぎ取りを防ぎ、高エネルギー粒子や宇宙線による被爆からも生命が守られています🐮
👺生体
人体の磁場は細胞膜を介したイオン(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)の移動に伴う微弱な電気信号から発生します。
特に心臓や脳など、活発に電気信号をやり取りする部位では、神経細胞に沿ってイオン電流が流れる際に、その周囲に極めて微弱な磁場が形成されます。
⚡地球の磁力と人体の磁場は、その発生メカニズムの規模も性質も異なりますが、「電荷の移動(電流)が磁場を生む」という物理原則においては共通しています。
ただ、生体磁場は地球磁場の「100万分の1から10億分の1」という驚くほど小さな値です。
方位磁石すら反応しませんね🧭
👺メスメルとガルヴァーニ🧑🍳
微弱磁場はメスメルの時代では計測不能でした。彼のいう「磁気」は科学的な磁場ではなく、「想像力の産物」、オカルトや精神的な力の領域として片付けられてしまったのです。
片や時をやや同じくして「動物電気」を発見したルイージ・ガルヴァーニ(伊1737–1798)ですが、こちらはカエルの足がピクピク動くという、視覚的に明らかな、再現性可能な反応がありました。
(わたくしも4台のオムロン・エレパレスでよく全身ピクピクしております⚡)
これは電気を測る検流計の原型にもなり、アレッサンドロ・ボルタとの論争が「電池の発明」にも繋がり、後に「神経伝達=電気信号」という生理学の発展を促しました💡
当時の科学の限界により、「動物磁気」は日の目を見ませんでしたが…1970年、ジェームズ・ジマーマンが超伝導を利用した極めて高感度な磁気センサー「SQUID(超伝導量子干渉素子)」を開発したことで、脳磁計(MEG)などの精密な生体磁気計測が可能となりました。
もしガルヴァーニとメスメルが協力して、「カエルの足が動く瞬間に方位磁針が動くか」を精密に観察していたら……科学の歴史はもっと早く塗り替えられていたかもしれませんね。
そして18世紀にマイケル・ファラデーやジェームズ・クラーク・マクスウェルが現れていれば、電磁場推論が成り立っていたはずです。
👺メスメルの夢
天体の動きという物理法則と自分の治療法をリンクさせることで、彼は個人の主観的な癒やしを、宇宙規模の「物理現象」へと昇華させようとしました🌌
後の視点で見れば、彼は「磁気」と「重力」と「心理的暗示」を混同していたことになりますが、その根底にあったのは「宇宙と人間は一つのエネルギーで繋がっているはずだ」という、大変壮大でロマンチックな直感でした。
天体と人体を一つの流体で結ぶという彼の発想、現代の「フィールド」という概念に近いものを感じます。
また、それらについて記そうと思います🙂
メスメルに栄誉あれ🌟