ある持病があり、月に1、2度、クリニックに通院している。お世話になり始めて5年近く経つ。
ビルの最奥、小さなクリニックの扉を開けると、落ち着いて受容されているような空気感に変わる。
「こんにちは〜、いかがですかぁー☁」
担当医のO先生はいつも、ふわ〜っとした口調で迎えてくださる。圧が無い。しかし体幹は強く、エネルギーの流れが良い…ピンク寄りの、優しいラベンダーカラーを感じる。
O先生、独特のご経験を経て医師になられた。
思春期の頃引きこもりになり、精神的にも危うく、不安定であった頃。暗黒舞踏の始祖、土方巽に啓示を受けた。生き延びるためには踊るしかない。それを直感し、クラシックバレエの世界に入る。長らく、バレエの先生をされていた。
時には自他を壊してしまうほどの生命の根源の力。それを踊ることによってコントロールし、バランスを取り、開かれながらも負けない身体をつくることに成功されたのだ。
毎度、10分程度の診察時間。私が状態をお話すると、実際あまり聞いていらっしゃらない(笑)
でも聴いてる。その感じが楽しくもある。
私の発した言葉がホヨ〜ンと流れていってる…
受け止めない、流す技術だな✨
毎日ひっきりなしに、それぞれの事情を抱えた患者さんが訪れる。お疲れかな…?と感じる時もあるけど。ダメージを受けない、しかし診療をぞんざいな流れ作業には決してされない。
O先生のハイヤーセルフである大天使のような何か。診察の合間、その感覚を確かめることでご自身に立ち戻られる、先生のブログにはそう記されていた。
確かに、大きくて長い羽根が生えていらっしゃるような印象を感じるのは…
背骨を開き、太く柔軟な柱を感じる結果生まれた大天使。その存在に感応しているのかな😇
この方からもまた、学ばせていただいている。